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和歌山市の水管橋破損の原因や復旧はいつ?断水時の水回り対策を紹介!

和歌山市の水道橋破損の原因や復旧はいつ?断水時の水回り対策を紹介!

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2021年10月3日の午後、和歌山市を流れる紀の川にかかる「六十谷(むそた)水管橋」(以降”水管橋”)が破損して倒壊したというニュースが報道されました。

この記事では水管橋破損の原因や復旧はいつなのか、また断水時の水回り対策をまとめていきたいと思います。

この記事でわかること
  • 水管橋が破損して倒壊した原因とは?
  • 倒壊した水管橋の復旧はいつ?
  • 断水時の水回り対策で心得ておくこと3選

それでは『和歌山市の水管橋破損の原因や復旧はいつ?断水時の水回り対策を紹介!』と題して見ていきましょう。

 


和歌山市の水管橋破損の原因や復旧はいつ?

ここでは和歌山市の水管橋が破損した原因に関してまとめていきたいと思います。

また、復旧の目途はいつなのでしょうか?

現在、和歌山市内北部の約6万世帯で断水が生じると言われているため、一刻も早い復旧が求められていますね。

見ていきましょう。

 

水管橋破損の原因

原因は現在調査中となっていますが、以下の可能性があるのではないかと言われていました。

■原因として考えられる可能性

  1. 鵜の糞害で腐食したのが原因
  2. ウォーターハンマーが原因
  3. 老朽化が原因

一つ目は「鵜の糞害で腐食」に関してです。

今回倒壊した水管橋には、普段から相当数の「鵜」のたまり場になっていたようですね。

糞害で腐食するものなのか?と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、実は川鵜の糞は、多量のリン酸が含まれていて樹木を枯死させるほどの成分と言われています。

二つ目の「ウォーターハンマー」に関してです。

ウォーターハンマー現象とは、水道の水・湯を急に止めると流れていた運動エネルギーが行き場を失って水道管内の圧力が急激に上昇、水道管が振動します。

それが水道管の固有振動と共振して、「水撃」とも言われる衝撃が発生すると言われています。

三つ目の「老朽化」に関してです。

この橋は1975年に建設されており、ゆうに45年以上の年月が経っていることがわかります。

この事からも「老朽化」が原因なのでは?と一番先に疑われそうですが、こちらに関しては、水道局としては耐用年数は守っていると言っているようですね。

そして平成27年には、「落橋防止対策」の工事も発注しているという事実もあるようです。

この事からも「老朽化」原因で倒壊した、と決めつけてしまうのは少し早いかも知れませんね。

ですがこの「老朽化」による橋の崩落について、和歌山大システム工学部の江種伸之教授(土木工学)は以下のように指摘していました。

  • 送水管の継ぎ目の部分で一気に破損が起きた可能性があると推測。
  • 市北部への送水をこの水管橋に頼っていたこと自体が脆弱(ぜいじゃく)性を抱えていたと言える。
  • 多系統化の重要性は10年前から有識者らからも指摘されており、検討していく必要がある。

今後橋が復旧された際には、上記の指摘に対してもしっかりと検討して頂きたいですね。

 

※2021年10月6日 追記

水道橋崩落の原因として新たな情報が出てきました。

それは、水道橋のアーチと水道管をつなぐ「つり材」の部分に異常な腐食が見つかった、とのことです。

和歌山市の水管橋破損の原因や復旧はいつ?断水時の水回り対策を紹介!

画像の赤丸の部分が「つり材」ですね。

和歌山市の水管橋破損の原因や復旧はいつ?断水時の水回り対策を紹介! 和歌山市の水管橋破損の原因や復旧はいつ?断水時の水回り対策を紹介!

アップで見た画像がコチラです。

ドローンで撮影した映像の一部みたいですが、誰の目で見ても明らかに断絶していますよね・・・。

定期検査でも問題は無かったという話のようですが、遠目からの目視でも分かりそうなものです。

これはちょっとヒドイですね・・・。

和歌山市(市長:尾花 正啓氏)は、経年劣化ではなく「異常な腐食」が進んだ可能性が高いという見解を示しているようです。

「異常な腐食」というと、先に紹介した「鵜の糞害」なども該当してしまいそうな気がしますが、こんな「つり材」の一部のみが腐食するでしょうか?

この「異常な腐食」の原因として以下のような声もありました。

今回崩落した水道橋が海岸から割と近い距離(10km以内)にある場合、「塩害」の影響も考えられるようですね。

それでも、このように「つり材」の一部、アーチと配管部分の繋ぎ目のところだけが腐食するようになるのでしょうか?

いずれにせよ、今回の水道橋崩落は和歌山市としての水道橋のずさんな管理が招いた事故だったのかもしれませんね。

「つり材」の腐食の原因に対する調査結果を待ちたいと思います。

 

水管橋の復旧時期

水管橋の復旧時期は、まだ明確には公表されていませんね。

その中でも以下のような情報が見つかりました。

早くても1週間、遅いと2~3週間近くかかるのでは?との事でした。

2016年に発生した九州の福岡市の博多駅前で発生した大規模な陥没事故がありました。

この時は約1週間という復旧の速さで、海外でも話題になっていましたね。

この事件の時には復旧には半年はかかる、と言われていた中での1週間での復旧でしたので、今回の和歌山市の水管橋倒壊においても、早い復旧の可能性に期待したいです。

 

※2021年10月4日 追記

和歌山市の尾花正啓市長は10月4日の夜に記者会見し、水管橋の復旧に関して以下のように言及しました。

『並行して架かる県道の橋の上に仮の送水管を設置する作業を6日から始め、8日中の送水開始を目指す』

との事です。

工法については、近くの県道六十谷橋と紀の川の土手に仮設の送水管を約560メートルの迂回(うかい)ルートで通すようですね。

六十谷水管橋の仮設配管工事の目途についての「報道資料」はこちらから>>

 

和歌山市の水管橋破損による断水時の水回り対策を紹介!

ここでは断水時の水回り対策3選として、注意するポイントなどを紹介していきたいと思います。

  • 断水時は1日1人3リットルは必要になる
  • 断水時に風呂の残り湯で洗濯機を回していい?
  • 断水復旧後、蛇口から濁った水が出てきた場合は?

地震や台風などの災害時、または今回のような水管橋の倒壊というイレギュラーな災害が発生した際には、ライフラインが寸断されることもあります。

断水時~断水復旧後の対処法をしっかり把握しておくようにしましょう。

 

断水時は1日1人3リットルは必要になる

災害時に備蓄が必要な水の量は、大人1人あたり1日3リットル、3日分で合計9リットルが目安と言われています。

この量は飲料用や食事用など飲料水として必要となる量で、そのほか衛生・風呂用やトイレ用などの生活用水も別途必要になります。

災害の際の衛生対策としては、ウェットティッシュや水のいらないドライシャンプー、マウスウォッシュなどの備蓄をしておくと非常に便利です。

なお、いつも浴槽に水を張っておいたり、ポリボトルに水道水を溜めておいたりしていれば、いざというときに生活用水として活用できますね。

トイレに関しては、1回につきおよそ10リットルの水が必要になると言われています。

また、断水のときは配管が壊れている可能性もあるため、基本的に水を流すのは良くありません。

そのため、災害の備えとしては水ではなく携帯用のトイレをおすすめします。

 

断水時に風呂の残り湯で洗濯機を回していい?

節水のためにお風呂の残り湯を洗濯に使うことがよくあると思います。

これはあくまで、洗濯時のアシストとしての使用方法であると認識しておきましょう。

特に「すすぎ」には水道水などきれいな水を使うことが推奨されているので、洗濯機はできるだけ断水が解除されてから利用することが推奨されています。

また復旧後にはじめて洗濯機を利用するときは、すぐに洗濯を始めないで、まずは濁り水を全部出し切ってから使うようにしましょう。

■洗濯機から濁り水を徐水する方法

  • 洗濯機につながっている蛇口をしめる
  • 洗濯機本体側の給水接続部分を外す
  • 蛇口を開き、濁った水がなくなるまで出す(バケツ等で受ける)
  • 出し終わったら、蛇口をしめて、給水ホースを本体側へねじ込む
  • 蛇口を開いて通常運転

 

断水復旧後、蛇口から濁った水が出てきた場合は?

断水からの復旧後は、すぐに使いたいシーンが出てくると思いますが、まずは蛇口から出てくる水の色をチェックを行ってください。

もし濁っていた場合、白っぽいか、赤っぽいかでその後の対処法が変わってきます。

白っぽい濁り水の場合ですが、これは水道管に空気の塊が残り、気泡となって混ざったものです。

そのまま使っても害はありません。

しばらく水を出し続けるときれいな水に戻ります。

赤っぽい濁り水の場合ですが、これは水道管内にある鉄錆が水に混ざったものです。

そのため注意が必要で、この場合は蛇口から水を出しっ放しにし、透明になるまで待ってから使いましょう。

 


和歌山市(北部)の断水による給水情報を紹介!

ここでは、水管橋崩壊による影響で断水を行なっている和歌山市(北部)での給水情報に関してまとめていきたいと思います。

8日以降に仮設の送水管により断水は緩和されていくと思いますが、それまでは和歌山市として対応している給水施設を利用するようにしましょう。

 

応急給水所 22か所(小学校)

10月4日から応急給水所が設定されています。

ペットボトルなどの容器を持参して向かうようにしましょう。

六十谷水道橋の破損に伴う応急給水のお知らせ、場所はこちら>>

 

紀の川以南にある学校を除く公共施設

断水の対象になっている地域である和歌山市北部ではなく、南部の施設でも応急給水所を設置しているようです。

北部で給水が厳しい場合はこちらも利用できます。

給水対応施設の追加(連絡所) はこちら>>

給水対応施設の追加(コミュニティーセンター)はこちら>>

 

また、六十谷水管橋の一部崩落に伴う断水対応に関して、和歌山市民の方からの問い合わせ専用電話番号も設置されています。

何かお困りの際はこちらから確認してみるようにしましょう。

断水についての市民の方からのお問い合わせ先はこちら>>

 

和歌山市の水管橋破損の原因や復旧はいつ?断水時の水回り対策を紹介・まとめ

今回は『和歌山市の水管橋破損の原因や復旧はいつ?断水時の水回り対策を紹介!』と題して、まとめてきました。

水管橋破損の原因と復旧に関しては、現時点ではまだはっきりとしたことは分かっていません。

この点に関しては、新しい情報が公開され次第、追って追記をしていきます。

断水時の水回り対策に関しては、今まさしく断水を余儀なくされている方はもちろん、今後予期せぬ災害が起こったことを想定して、参考にするようにして頂ければと思います。